背番号にまつわるエトセトラ
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サッカーでは1番は一般的にゴールキーパーの番号です。 それも、守護神として絶対的なチームの信頼を受ける正GKのものです。 |
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2番は右SBの番号です。 鋭いリズム変化のドリブルを持ち、正確にして相手の急所を突く クロスを送り込むことのできる多才な者に与えられる番号です。 |
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3番は主に左SBの番号として知られています。 名こそ「サイド・バック」ですが、守備はもちろん 急激な切れ込みからのシュート、相手を翻弄する巧みにして 痛烈なクロス。千変万化の対応を要するSBの象徴的番号です。 |
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4番と5番はチームの守備リーダーに与えられる番号です。 5番はかの有名な西ドイツの皇帝ベッケンバウアーがつけた番号。 4番も、多くの名高いディフェンスリーダーに愛された番号です。 |
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6番は、現在ではディフェンシブハーフが多くつける番号です。 相手の攻撃のポイントをいち早く察知し、それを未然に防ぎ、 さらにはボールを奪い、自軍の攻撃の先手を打つ心臓となる番号です。 |
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7番はライトウィングを象徴する番号です。 変化のあるドリブル、疾風の切り込み、そして切り裂くクロス。 長髪をなびかせ驚異的なスピードで相手を翻弄した アルゼンチンのカニージャ(カニーヒア)などが典型です。 |
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8番は右サイドのミッドフィールドを任される番号です。 サイドから全体を分析し、時にドリブルで相手を脅かし、 時にシャープなラストパスを送り込む将棋の飛車に相当します。 |
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チームのエースストライカーに用意される番号が9番です。 得点が取れずに敗戦の時、責任は9番です。 チームメートの信頼のパスは9番に集まり、 ゴール前への観衆の視線は9番に集まります。 1点取られたら、自分がそれ以上決めてやる。 ゴールこそが人生という者が背負う番号が9番なのです。 |
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サッカーにおける特別なエースナンバーが10番です。 10番は王様であり、特別な変化を生じさせる天才です。 付けたいから付けられる番号ではありません。 皆に推戴され、初めて付けることを許されるのです。 チームを引っ張り、チームの象徴となりうる選手の特別な番号です。 |
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レフトウィングとして左サイドを支配する番号が11番です。 多く左利きの選手がこのポジションを与えられ、 決して右利きの正対称ではない左利き独特の華やかさでピッチを彩ります。 |
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13は欧米で忌み嫌われる数字です。 しかし、一人の選手が背負ったため、この番号は崇高なものになりました。 その選手の名は「ゲルト・ミュラー」 サカスタでも「ミューラーの爆撃機の模型」というレアアイテムがありますが、 そのゴールの多さから「爆撃機」と異名をとった天才アタッカーの番号です。 |
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オランダの誇るスーパースター、ヨハン・クライフの背番号としてあまりに有名。 卓抜したスピード、ドリブル、パス、シュート、そして細身ながら鋼のような肉体。 70年代、世界をその華麗なプレーで魅了したサッカー界の天才の番号です。 |